介護の基礎知識

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認知症のケアとは

認知症は、日本だけでなく先進国では大きな課題となっています。かつては精神の病としてQOL(生活の質)の低い施設等での介護がなされていましたが、認知症医療や介護の進化とともに「認知症ケア」が確立され、認知症の人の生活や介護の質も著しく進歩してきています。

しかし、前述のとおり認知症ケアは周辺の人々の理解が欠かせません。特に初期は、病気のせいなのか単なるもの忘れなのかの判断がしづらく、本人はもとより家族も戸惑うことが多くあります。認知症の人でも、周辺の理解と適切な支援により長く在宅での生活が可能です。そのためには、知識と専門家とのネットワークがとても大切です。

本人もしくは家族が認知症の不安をもったら

まずは、「もの忘れ外来」などの専門医にかかりましょう。最近では脳の血流検査などでより正確に診断できるようになり、初期であれば対処療法、薬の処方で症状の改善、進行の防止をおこなうことが可能です。
あわせて、地域包括センターなどにも相談し利用できる介護予防・介護サービスを確認しましょう。

症状が進んだと感じたら

家族の精神的・体力的な負担も増えていきます。家族介護だけで無理をせず、施設の短期利用なども考え、息抜きの時間をもちましょう。介護認定されれば、特養ホーム等のショートステイ、認知症対応のデイサービスなどの利用ができます。

家庭での介護に限界を感じたら

認知症の方が入居できる施設は、特養ホーム等をはじめ、有料老人ホームなど様々な施設がありますが(一部では認知症を受け入れていない場合もあります)、軽度~中度の認知症に対応しているのが、高齢者認知症グループホームです。グループホームは9人までが1ユニット(1グループ)として、共同で生活する施設です。

他の介護施設と異なるのは、あくまでも入居者同士の共同生活であること。介護スタッフは極力見守りに徹します。ですので、「今日は何を食べようか」など皆で考え、買い物に行き、調理や片付けなどもできるだけ入居者が行います。同じような症状の人がゆっくりと自分達のペースにあわせて普段通りの生活が営めるため、自宅にいるときより症状がかなり改善するケースも見られます。

昨今では「認知症ケア」に特化したスタッフも多くなり、良いグループホームに入居することもひとつの方法です。

認知症の介護は、他の身体介護と異なりコミュニケーションに大きな障害が出るので、家族の疲労もひときわ目立ちます。一人で、家族だけで悩まず、周辺の援助や同じ悩みをもつ人々との交流を通じて、介護者が倒れないように注意しておきたいものです。

参照リンク: 社団法人「認知症の人と家族の会」


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