介護の基礎知識

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在宅で介護するとき必要な機能

「最後まで自宅で過ごしたい」誰もが正直思うところです。しかしながら、加齢とともに医療や介護が必要になる人は、確実に増えていきます。介護度が軽度のうちは、一人暮らしもしくは、家族の支えである程度自立した生活が送れますが、介護度が進むと様々な負担が増えるのも事実です。

在宅の場合、介護や医療の専門家とのネットワーク、地域ネットワーク、そしてそれらの最新情報を入手するルートなどが機能として欠かせません。

介護が必要なる要因

下の円グラフは、2007年の調査から「要介護に認定される要因」を男女別にあらわしたものです。男性は「脳血管疾患」(脳梗塞、脳溢血など)が非常に多く、女性も同様に多いのですが女性は衰弱や関節疾患も多いのが特徴です。

在宅で過ごす場合、身体の機能低下にともない、住宅の改修も必要になります。特に脳梗塞等の場合は、左右どちらかのマヒが後遺症となる場合も多く、その人の身体にあわせた改修が必要となります。また、改修は1度ですむとは限らず、身体の状況変化にあわせて重ねていかねばなりません。

女性の場合は、筋力低下・骨粗鬆症などで骨折転倒も多く、自宅内の事故は激増しています。

いずれも、昨日までは自立で元気だったのに、病気・怪我で急きょ入院し、退院したときは要介護認定・・・というケースは珍しくありません。

男性

男性が介護が必要なる要因

女性

女性が介護が必要なる要因

家庭内事故も大きな課題

下のグラフにあるように、65歳以上の事故死は、外での交通事故死より家庭内事故(自宅内での事故)が数倍も多いのが現実です。

特に不慮の溺死・溺水(お風呂での事故)が多く、次いで不慮の窒息(食べ物をのどに詰まらせる等が多い)と、この2つが危険因子です。一人暮らしの場合、特にこの2つの事故は、他人から助けてもらえる確率も低く、注意しておきたいもの。

これらの数字は「死」に至った原因ですが、助かった方々の中にも後遺症などで心身が急激に弱ってしまうことが多くあります。むしろそのほうが多いといえるでしょう。

65歳以上の交通事故死と家庭内事故死(2006)

65歳以上の交通事故死と家庭内事故死(2006)のグラフ

在宅介護で築きたいネットワーク

下の図のように、4つの項目(医療・介護・福祉用具・建築)の観点で、在宅介護を支えるネットワークが大切です。在宅で介護を希望する場合は、これらの情報を元気なうちから確保しておきたいものです。

また、重度化した場合、施設に移るということも頭にはいれておいたほうがいいでしょう。その場合の施設情報も早めに入手しておくことで、安心度が全く異なります。

医療・介護・福祉用具・建築の観点で、在宅介護を支えるネットワーク


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